盗まれたり紛失したりしたら「電子マネー」はどうなるの?
「Edy」には特に補償制度がなく、盗難や紛失の際にはチャージした電子マネーは戻ってこない。幸運にも「おサイフケータイ」が戻ってきたとしても悪用されていればそれっきりだ。一方、「モバイルSuica」は、JR東日本の専用センターに連絡をすると利用を止めることができる。万一悪用されたとしても連絡後の残高については補償される。しかし、連絡の前に電子マネーを使用された場合には取り戻すことはできない。そのうえ利用を再開するのは再発行手続きが必要で、手数料が1000円かかる。
「三井住友カードiD」「Smartplus」「QUICPay」は、一般的なクレジットカードと同様で、センターに連絡を入れることで利用を停止できる。もし、不正に利用された場合には、いずれのサービスも届け出から60日前までさかのぼり全額補償する。
いずれにしても落としたりなくしたり盗まれたりしないように、管理には気を遣いたい。「おサイフケータイ」にはそれぞれ、一時的に決済機能を止める機能や、事前に登録した電話番号から電話してロックをかける遠隔ロック機能がついてる。これらはいつでも使えるよう、いざというときのために使い方をメモなどに控えて持っておくべきだろう。さらに使用停止を連絡するための、決済会社の連絡先も添えておけばいうことなしだ。
機種変更では事前の連絡とソフト削除が重要
Edy」と「モバイルSuica」の場合は機携帯電話からオンラインで機種変更の手続きをし、「電子マネー」をセンターサーバーに一旦を預ける。新しい機種に変更した後に残高情報とソフトをダウンロードして移行作業完了だ。
「三井住友カードiD」「Smartplus」「QUICPay」では事前にセンターに連絡し、一旦利用を停止。その後、クレジットカード会社からサービスごとに、新しいIDやパスワード、アクセスコードなどが届く。変更後の機種にソフトをダウンロードして、送られてきたIDなどを入力すると再び利用できるようになる。機種変更では、古い携帯電話にソフトを入れたままにしておくと悪用される恐れもある。そのためサービス各社は端末のソフトを確実に削除するよう呼びかけている。
新たにサービスを始めるNTTドコモでは、携帯電話の盗難・紛失があった場合、センターに届け出れば該当する携帯電話に対して読み取り端末をロックして使用できないようにするといった対応なども考えているようだ。まだサービス開始前ということもあり、悪用された場合の補償について「DCMX miniでは一定の基準範囲内で補償、DCMXでは一般のクレジットカードと同等の補償をする」(NTTドコモ)として、補償内容や機種変更の詳細については検討中だ。