国内を代表する本格ミステリ作家の一人。広島県福山市に生まれ、武蔵野美術大学を卒業の後、しばらくはダンプカーの運転手するかたわらイラストなどを描いたりしていました。そして1976年には自ら作詞・作曲と歌とジャケットのデザインを手がけたLPレコード「LONELY MEN」をリリースしたりもしています。
1979年頃から小説を書き始め、1980年に第26回の江戸川乱歩賞に応募しますが、最終選考で惜しくも落選してしまいます。しかしその作品は翌1981年に刊行され、本格ミステリファンの熱烈な支持を集めるに至ったのです。それが御手洗潔シリーズ第1作でもある「占星術殺人事件」でした。
続いて御手洗の活躍する第2長編「斜め屋敷の犯罪」を発表して本格ミステリ作家としての地位を確固たるものにしますが、当時の社会派ミステリー全盛時においては一般の読者や評論家の間で評価はあまり上がらず、作風の転換を余儀なくされます。
そして1983年の第3長編「死体が飲んだ水(のち「死が飲む水」に改題)」では社会派ミステリーを、続いて吉敷竹史を主人公とするトラベル・ミステリーの「寝台特急『はやぶさ』1/60秒の壁」(1984)などを発表。後者は人気を博して以後シリーズ化されて数多くの作品で活躍することになります。
エデンの命題
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